※超貴重です※蒙氏糸数家三線工又吉昌裕作 真壁型 八重山黒木 銘印有 現状特価販売
¥230,000 税込
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池宮喜輝先生琉球三味線本「琉球芸能教範」新作の部でも紹介され、また琉球王府時代から続く三線工の子孫蒙氏糸数家最後の三線工としても知られた、又吉昌裕(明治27年〜昭和35年)作の真壁型三線をこの度委託させていただくことになりましたので、此処にご紹介させていただきます。那覇市若狭の又吉楽器店は王府期からの伝統的な型を受け継いだ数少ない名工の店であり、その名を知らぬものは居なかった。昌裕亡き後は三線屋は無くなってしまったが、その功績は現在でも語り継がれ知られるところである。65年後の現在では、昌裕作として確認できる三線は実に数限られたものであるが、同市在の所有者の叔父がコレクションの一つとして保管していたもので、屋敷整理中に出て来たものがこちらの作品になる。三線に詳しいものに尋ねたところ、是非鑑定を依頼し調査表を頂いた方がいいとアドバイスを受けるが、そうなると気持ちが深まって手放せなくなった上、保管するにも更に管理が難しくなると判断されたため、此方に委託された。チラや鳩胸をはじめとした全体の造りも伝統的な真壁型で、特に鳩胸の流れが見事である。見事なウズラミ黒木、白太部分に又吉楽器店の印は経年劣化で滲んでいる。棹は稍捻りあり。芯上がり。演奏可能。トゥーイ面正常。塗りは古い塗りの上から黒塗りで重ね塗りされている。塗りに傷、使用感など有り。糸蔵内部に古い金箔跡が残っている。胴材は比較的新しいものが装着されている。両面本皮張りで七分張りの低音の丸みのある鳴り。棹と胴のジョイント部分に近年の三線屋が施した凹みが胴にある。鳩胸部分と胴の間の隙間を少なくしようとした試みである。胴巻きは当時の古いもので、手縫いで暖かみがある。王朝時代に三線楽師として活躍した昌邑(又吉一世)から三線の道が始まった又吉家。昌裕が残した数少ない作品からは、三線名工一家の子孫として伝統を重んじるプライドと芸術を愛する者の情熱を感じずにはいられない。又吉家に関して詳しく知りたい方は沖縄県立博物館「銘書き三線棹・附胴とその三線製作者の系譜」を御参考にされてみてください。付属のハードケースは古く大変痛みがありますので、あくまで発送用と簡易的な保管用としてお考えください。送料込みゆうパック発送でお届けいたします。何卒宜しくお願い申し上げます。
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